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映画館の映画館の明と暗

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本日BS-TBSの「サンデースコープ」で放送していた「映画館の明と暗」という特集を見たのですが、観客動員数も興行収入も過去最高を記録しようかという一方でミニシアターが次々と閉館していくニュースを聞くと、本当にミニシアターを取り巻く状況の厳しさというのを思い知らされます. ただミニシアターへの客足が減った一番の原因というのは決してこの10年で施設数が3倍にも増えたシネコンのせいではないと思うのです. 個人的には本当に面白い映画とは何かを知っている「真の映画ファン」が減ったからだと思うのです. これは私個人の見解ですが、「真の映画ファン」とは映画館で映画を見ることを基本とし、これまでに映画館で最高の感動も味わえば「金を返せ! 」と言いたくなる駄作にも出会ったことのある、「映画館で面白い映画を探すという冒険」をしてきた人たちだと思うのです. しかし最近の若い世代の「映画好き」と自称される方とお話をしていると、映画館で見る映画は有名な原作の映画化やシリーズものばかりで、知名度の低い作品に関しては雑誌やネットの批評を見てからレンタルでというのが多いとか. そして会話の中からそうする理由を推測していくと、やはり「有名な原作」や「シリーズもの」にはハズレがないからみたいなんですよね. つまり今の若い世代の自称「映画好き」たちは「自分で面白い映画を探すという冒険」をしていないんですよね. 無難に選ぶことしかせず、自分で面白い映画を見つけ出した時のあの感動もボロクソに言いたくなるような駄作にも出会ってしまった時の悔しさも知らないんです. だから知識も薄弱で話も面白くないんです. 私も長いこと映画ファンをやってますが、映画を見始めてから今まで自分なりに面白い映画を見つけ出すための基準というものをたくさん見つけてきました. そしてそれによりたくさんの名作に出会い、たくさんの言葉にできない感動もしてきました. ナイキダンクハイSB "ジェイソンボーヒ そりゃ時にはハズレもありましたが、そのハズレも話のネタになりますし、そういう負の経験がまた面白い映画を見つけ出すための糧にもなるんですよね. その私なりの基準に関しては今週中に改めて綴ってみたいと思いますが、私が思うに「真の映画ファン」とは 第1段階: シネコンなどで大作を見て映画の面白さを知る 第2段階: 映画館に通ううちにミニシアターの存在を知る 第3段階: ミニシアターで映画を見て本当に面白い映画を知る 第4段階: ミニシアターでハズレの映画に出会う経験も味わう 第5段階: 映画はシネコンよりもミニシアターの方が面白いと知る 第6段階: ミニシアターが映画を見るのに最高の環境であることを知る 第7段階: 映画の勉強に終わりは無いことを知る という、7つの段階を経てきた人たちだと思うのですよね. なので今の若い世代の自称「映画好き」さんたちの中にこの7つの段階を経てきた人が少ないがために、ミニシアターへの客足が伸び悩んでいると思うのです. こういう状況を打開するためには、日本中の「真の映画ファン」とミニシアターが何かしらの形で手を組むのが一番だと思うのですが、みなさんは今のこのミニシアターを取り巻く状況をどうお感じでしょうか? 深夜らじお@の映画館 はミニシアターで映画を見るのが大好きです. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう.

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